9月から今日までに読んだ本
2006年10月04日 (Wed) 20:18
天高く望んでもいないのに己の肥ゆる秋。そして読書の秋。
…とは言え、私の場合すでに8月からMy読書ブームが始まっておりますれば、中坊林太郎から「秋は関係ねぇだろ!秋は!」とツッコミが入りそうですが。しかし、肥える気配の方だけは濃厚です…最近ヤケにお腹が空きます…勘弁して; さて、9月中に購入した本をあらかた読み終えたので以下に列挙し見せ申すべく候。今月は新たになにを読もうかなっと!
…とは言え、私の場合すでに8月からMy読書ブームが始まっておりますれば、中坊林太郎から「秋は関係ねぇだろ!秋は!」とツッコミが入りそうですが。しかし、肥える気配の方だけは濃厚です…最近ヤケにお腹が空きます…勘弁して; さて、9月中に購入した本をあらかた読み終えたので以下に列挙し見せ申すべく候。今月は新たになにを読もうかなっと!

覇王の家〈上〉
新潮社/司馬 遼太郎
織田家・今川家の人質時代から始まる、徳川家康の生涯のお話。
ただし下巻で非常に盛り上がる小牧・長久手の戦い以降は、関ヶ原や大阪ノ陣にはまったく触れられていないので、同氏の「関ヶ原」「城塞」をご覧になる事をお勧めします。

覇王の家〈下〉
新潮社/司馬 遼太郎
三河武士と家康個人の特徴や性質が、その後264年間も続いた江戸時代を経由して現代日本人の民族性にまで影響を残した、という作者の意見に納得の思い。終始、家康個人をとことん掘り下げた描写がお見事ですが、やはり家康のイメージはどうしても暗いな…。

傍若無人剣
春陽堂書店/南条 範夫
前田慶二郎(一般に前田慶次と呼ばれる事の方が多い)の前田家での生活シーンから始まり、出奔→上杉家に仕官してなお大胆・放埓・でもカッコよく生きる姿を描いた作品。
ああ言えばこう言う返しが絶妙で戦いを挑まれれば無敵の文武両道、おまけに女と酒と博徒が大好き…なのに初恋の相手への一途さも見せ、憎たらしいほど魅力的。セリフと全体のテンポもよく、スルスルと読み進めました。

戦国無双2 シナリオコレクション
コーエー
これを読書リストに加える私もアレ(どれ?)ですが;
中身はイベントの会話がぎっしり掲載されているのみですが、戦国無双2がお好きな方はご覧なされませ。

上杉謙信と直江兼続
学陽書房/永岡 慶之助
上杉謙信の生い立ちから始まり、謙信に見い出された若い樋口与六がある人々との接触を契機にさらに数回りも大きな人物となって、上杉家の家督をめぐる景虎と景勝の対立(御館の乱)を見事に乗りきるまでが描かれています。
オリジナルキャラの「ある人々」の描写が魅力的で読み進むうち彼らの姿が目に浮かぶほどでしたが、作中では謙信の生前に直江家を継ぎ、謙信が世継ぎを指名して死去…など誤った箇所が多い事、兼続の執政としての手腕にはまったく触れられていない事、また関ヶ原の手前で終わる点も残念。物足りません。

新装版 軍師二人
講談社/司馬 遼太郎
真田幸村と後藤又兵衛を描いた「軍師二人」のほか、「雑賀の舟鉄砲」「女は遊べ物語」「嬖女(めかけ)守り」「雨おんな」「一夜官女」「侍大将の胸毛」「割って、城を」など、時代が関ヶ原以降〜大阪ノ陣までの作品を集めた短編集。
どれもこれもやるせなくて切ないです。

義民が駆ける
講談社/藤沢 周平
ここから急に時代がくだりますが…。
天保11年(1840年)、三方領地替え・つまり幕命による転封処分で藩主が替わる事を不服とした庄内藩の領民が(※民政がよいため)、幕府に領地替えの取り下げを直訴→前代未聞の沙汰やみになるという実話がテーマです。死罪も覚悟の上の直訴で動いた歴史に感動。

王城の護衛者
講談社/司馬 遼太郎
最後は幕末モノ。幕末に名を残す男達を描いた5編「王城の護衛者」「加茂の水」「鬼謀の人」「英雄児」「人斬り以蔵」が収録されていますが、このうちの4編まで私には既読のものでした;
しかし、なんと言っても「王城の護衛者」の京都守護職を任命された会津藩に(私は、同じく幕府側に立ち続けた庄内藩にも)同情を禁じえません。幕府終焉の際、江戸城の無血開城で事実上は決着していたハズなのに…。






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